地域を巻き込んだ探究活動~マイプロジェクトの活動紹介~
10月22日(日)、高校生が企画した「すっぷく(大槌町の郷土料理)を食べる会」(※)が安渡公民館で開催されました。この日集まった地域の方は、なんと約130人!なぜ、生徒はこのイベントを企画するに至ったのか、当日の様子も踏まえながらお伝えします!
※すっぷくは、町内訛りでは”すっぷぐ”と呼ばれています。
現在、大槌高校の2年生は総合的な探究の時間(三陸みらい探究)の授業で、一人ひとりがマイプロジェクト (※)に取り組んでいます。今回紹介する活動も、マイプロジェクトの一環となっています!
※マイプロジェクト
マイプロジェクトとは、自分の興味関心や身の回りの課題をテーマにプロジェクトを立ち上げ、実行することを通して学ぶプロジェクト型学習プログラムのこと。
1年目の探究活動で触れた「地域の方の郷土料理に対する想い」
企画した生徒は、昨年から郷土料理をテーマに探究活動を進めてきました。
着目したのは、大槌の郷土料理”すっぷく”。すっぷくは、大槌町でしか味わえない郷土料理ですが、活動する中で町内でも地区によって味が異なっていることが分かり、各地区の好いとこ取りをしたオリジナルのすっぷくを考案しました!
オリジナルのすっぷくは、民宿のランチメニューで提供し、地域の方に食べて頂きました。すっぷくを食べながら、思い思いに郷土料理について話す地域の方の姿が、2年目の探究活動をさらに加速させていきました。
加速した2年目の探究活動「地域を巻き込んだすっぷく企画」
2年目に入り、昨年よりもバージョンアップをさせたイベント開催を目指して、10月から準備をスタートさせました!ただ開催するのではなく、すっぷくを食べることを通して、地域の人たちは郷土料理に対してどのような想いをもっているのか、あるいはどのような価値を感じているのか検証することを目的としました。
企画にあたり、生徒がこだわったポイントは・・・
・若い世代(高校生)も巻き込んだイベントづくりをしたい!
・公民館に来られない人にもすっぷくを届けたい!
・すっぷくをみんなで食べながら、郷土料理に対するいろんな想いを聞きたい!
会場である安渡公民館の全面協力のもと、事前準備から当日まで様々な方をを巻き込んだ形で進められていきました!
事前準備~当日までの様子を写真を交えてお伝えします!
10月21日(土)
イベント前日は、同級生や後輩を誘って、8名の生徒がお手伝いに参加しました。みんなで賑やかに作業をしながら、なんとか100人分の仕込みが完了!
10月22日(日)
いよいよ当日。この日も高校生ボランティアが参戦し、最後の仕上げをしたのち、地域の方にすっぷくが振舞われました!途中、事前に用意していた分がなくなり、30食増やして提供することに・・・予想以上の反響に、スタッフたちは大慌てでしたが、イベントは大盛況!
すっぷくを食べたあとは、地域の方から郷土料理についてお話を聞かせていただきました!また、会場まで来ることができない方には、生徒が直接お家へ訪問し、温かいすっぷくを届けました。
イベントは地域のみなさんの協力もあり、大成功に終わりました!参加者から、様々な声を頂いたので、一部ご紹介いたします!
また、事前準備から協力いただいた佐々木慶一さん(安渡自治会会長)は、地域で高校生の活動が展開されることについて、こう話してくれました。
そしてイベントを終えて、主催者の生徒はこう感想を述べてくれました!
イベントを通して、生徒自身様々な気づきを得たことが、次のアクションにつながっていくと思います!
今回、ご協力いただいた地域のみなさま、参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
取り組みの様子を、各メディアに取り上げていただきました。下記からご覧いただけます!
▼岩手めんこいテレビ公式YouTube ※配信は1か月間です。
▼IBC岩手放送
「はま留学」で埼玉県から大槌町へ 女子高校生が郷土料理を研究 地域住民におふるまい | IBC NEWS | IBC岩手放送 (1ページ) (tbs.co.jp)