みんなが町を大好きになる日~大槌まつりを大高生にインタビュー~
9月17日(日)大槌まつりが開催されました。
今回、郷土芸能の団体に所属して大槌まつりに参加した生徒数名に『自分にとっての大槌まつり』『自分にとっての郷土芸能』というテーマでお話を聞きました。
はじめに上京鹿子踊りとして参加した小澤さん。
7年目だそう。
「自分の団体は小学4年生~70代の人たちと活動している。お祭りの時期になり、顔を合わせると『元気にしてたか?』と声を掛けてもらえる。いろんな人と出会いがあるお祭り、疲れるけれど最後に達成感が味わえるから好きなんです。」
同じく上京獅子踊りに所属する黒澤さん。
「人口は少ないけれど、祭りになると人が帰ってくる。みんなが一つの祭りを作り上げようとする雰囲気が大好きなんです。この日はみんなが町を大好きになる日。ずっと続いてほしいです。」
次にお話を聞いたのは岡本さん。城内大神楽に所属しています。
「1年に1回、みんなで楽しむ場所。いろんな人に会えて、普段の生活でも挨拶を交わすなど、人とのつながりができる場所。居心地が良い場所。祭りが終わった時『早く一年たってほしい』そう思いました。」
はま留学生として大槌高校に入学した栗原さんは金澤神楽として初めて郷土芸能に参加しました。
「踊りを教えてもらいながら、みなさんとの距離も近づいた。高3の先輩や、年下の子が優しく教えてくれる、その優しさが知らないところに飛び込んだ私を包み込んでくれました。」
そんな栗原さんに優しく教えてくれた、三浦さん。
「人が少ないことは課題だったので、参加してくれることが嬉しかった。最近小学生がたくさん入ってきてくれたので、大人と子どもをつなぐ役割を担っていきたいと思っています。」
雁舞道七福神に所属する袴田さん。
「みんなと声をだしながら、盛り上げていくのが楽しい。自分のことを認めてくれる場所。これからも大槌を盛り上げていきたい。」
臼澤鹿子踊りに10年以上所属する佐々木さん。祭り1か月前からは、日曜日以外毎日練習したそうです。
「10年以上一緒にやっているので、みんな親戚のように感じています。」
その臼澤鹿踊りに最近所属した、駒木さん。
「とにかく楽しかった!!!!!!」
最後に、御神輿を担ぎ、ご奉仕したはま留学生の藤本さん。
「今までは、自分が出店で何かを買ったり、踊りを見たりすることが祭りだと思っていた。でも、ここは違う。『自分たちが祭りをつくる』そこに魅力を感じている。地元の人、県外からくる人、毎年毎年、新しい出会いがあること。それが楽しいし、最大の魅力です。」