栗原花音さんの受賞報告会★マイプロアワード「高校生特別賞」
「すっぷくを広めたい!!第2弾」の発表と受賞報告
6月23日(日)、おしゃっちを会場に、3月に東京で開催されたマイプロジェクトAward2023で「高校生特別賞」を受賞した栗原花音さんの受賞報告会が行われました。
受賞報告会が学校内ではなく(学校内では報告済)、町民の皆様にも見守られる形で行われるということは、なかなかないことです。
今回の報告会、主催の名前には安渡町内会と大槌町教育委員会も入っています。花音さんのマイプロは、安渡町内会の強い協力があってこそ!そしてプロジェクトを、受賞を、関わってくれた地域の皆様がとても喜んでくれていました。
まずは安渡町内会会長さんの挨拶に始まり、大槌町の教育長、町長、大槌高校の校長が挨拶しました。
そして、花音さんの発表を会場に集まってくれたみんなで聴きます。何度か発表を聴いている人も多かったのですが、この花音さんの発表は、何度聴いてもグッとくるものがありますから不思議です。
今回受賞した「高校生特別賞」というものは、全国大会の会場に参加していた高校生たちからの投票で決まる賞です。同世代の高校生たちの心に、どのプロジェクトよりも響いたのが花音さんのプロジェクトだったわけです。なんてステキな賞でしょうか!!!
発表後は感想や質問タイム。ここでも「感動した」という言葉が聞かれました。何より、花音さんのプロジェクトのきっかけとなった大槌の郷土料理である「すっぷく」を作ってくださった下宿先の民宿のおかみさんからの言葉には、花音さんの目にも涙が…。
さらに、終わりかと思えばサプライズで安渡町内会会長さんから花束贈呈!
これには花音さんの涙腺も決壊してしまい、司会者に言葉を求められてもなかなかお話ができませんでした。それでも、きちんと感謝ともに「この発表で誰かが一歩を踏み出せるよう勇気づけられたら…」ということを伝えた花音さん。やりきりました。
「すっぷく」のおふるまい
報告会の後は、前日から仕込みをし、当日はおしゃっちの調理場を借りて花音さんとお手伝いの高校生たちだけで作った「すっぷく」のおふるまいがされました。
地元の人でも「久々に食べた」と言う方もいます。町長も「母親の味を思い出した」と言っていました。初めて食べる人にとっても何故か「初めてなのに懐かしい」と感じる食べ物、それが「すっぷく」です。
花音さんの活動で、再注目されている郷土料理「すっぷく」。作るご家庭は減っている現状ですが、活動により認知は広がり、手伝った高校生たちには作り方も伝授されているはずです!
さて、「すっぷく」とはどんなものなのか。言葉だけでは伝えきれませんし表現が難しいところです。花音さんのすっぷくには、細いうどんの麺にとろみのある醤油風味(シイタケ等の出汁も使っています)のつゆがかけられ、甘じょっぱい味のシイタケや野菜などがトッピングされています。
上手く伝えられないこの食べ物。カップ麺として商品化されることを、そしてこれが大槌のお土産品として並ぶ未来が来ることを強く願っています!!
おふるまいで、この報告会は終了しました。
心もお腹もぽかぽかになる、そんな報告会でした。