【はま研究会】東京大学大気海洋研究所サイエンスキャンプに参加しました!
こんにちは!大槌高校はま研究会です。
すでに夏休みが明け、しばらく経ってしまいましたが…。本日は、夏季休業中の活動のようすをお届けします。
🌻はま研究会、夏休みのビッグイベント!🌻
7月29日~31日に、東京大学柏キャンパスで行われた『夏季集中柏サイエンスキャンプ』に参加してきました。
はま研究会でいつもお世話になっております、東京大学大気海洋研究所の先生からご招待いただき、昨年に続いて2年目の参加となるサイエンスキャンプ。今年度、本校からは1~3学年の6名が参加しました。
今回のサイエンスキャンプは、鹿児島県立与論高校、鹿児島県立古仁屋高校の生徒さんたちと一緒に、それぞれの土地から採取してきた水や土などの分析を行って、データを共有・比較し、『三陸』と『奄美』それぞれの土地の特徴や環境について理解することを目的として行われました。
ーーー 1日目 ーーー
はじめに顔合わせと開会行事を行い、午前中は、東京大学大気海洋研究所(千葉県柏市)の施設を見学させていただきました。
午後からは早速、分析作業へ。
事前にサンプリングしてきたそれぞれの土地の水や土に、どのような元素が含まれているかを分析します。
実際に大学の研究室を使わせていただき、先生や大学院生の方々に教わりながら、大学の最先端科学を体験しました。
正確な分析データを得るためには、正確な作業がとても大切です。
ピペットを使っての計量や、大きな機械を使う分析など、慣れない作業に苦戦しながらも、慎重に取り組んでいました。
ーーー 2日目 ーーー
分析したデータをもとに考察を行いました。
東京大学の先生方や、大学院生の方々にアドバイスをいただきながら、得られたデータからどのようなことが考えられるか、自分たちの言葉でまとめ上げていきます。
発表会は翌日…!
限られた時間の中、各グループで協力しながら、発表に向けての資料作成に取り組みました。
ーーー 3日目 ーーー
あっという間に迎えた、最終日の発表会。
~グループ①井戸水について調査した班の発表~
岩手県花巻市にある「枯れない井戸」の水の起源を探るため、近隣のさまざまな水(雨水、水道水、醤油製造に使われている水)の成分分析を行いました。
~グループ②土壌について調査した班の発表~
肥料を加えたことによる土壌のpH変化や、土壌に水を通した場合のpH変化を比較し、大槌町の土壌の特徴(震災による影響)について分析を行いました。
~グループ③地下水について調査した班の発表~
災害時に、生活用水として大槌町内の地下水(湧き水)を利用することが可能かどうか、水の成分分析から評価を行いました。
それぞれの班が、自分たち自身の言葉で、この3日間取り組んできた成果を堂々と、立派に発表していました。
厳しいスケジュールの中、生徒たちは本当にいっぱいいっぱいだったと思いますが、今回のサイエンスキャンプを最後までやり遂げたことが、何よりも大きな成果だったと思います。
ーーー 夏休み明け ーーー
最後は、学校に戻ってきて振り返り。
今回のサイエンスキャンプに参加して感じたこと、自分の良さを出せたところ、足りなかったところ、それぞれの視点から振り返りを行いました。
もし来年度も開催されるのであれば、今回の反省を生かして頑張りたい…!と意気込む生徒も。
この貴重な経験を、来年度に、そして自分自身の成長に、つなげてほしいと思います。
また来年が楽しみです🌻
最後までご覧いただき、ありがとうございました。