３年生の三陸みらい探究（総合的な探究の時間）では、「探究を進路につなげる」をテーマに２つのコースに分かれた授業を実施しています。６月２日(木)に、各コースで「アカデミック・ディスカッション」と「職業インタビュー」を行いました。

アカデミックコースは、大学・短大への進学希望者を中心に、２年生までに探究してきた内容をより深め、探究的な議論を通して様々な知識や知見を得ることを目指しています。今回実施した「アカデミック・オンラインディスカッション」では、自分が探究しているテーマの専門家にアポイントを取り、オンライン上でディスカッションを行いました。

どのグループも、答えのない問いに対してお互いに議論をしながら自分なりの意見や主張を模索していました。また、専門家の方から様々な視点をいただくことで、自らの問いが更新され、探究がより深まっていく様子が見られました。

キャリアコースでは、専門学校への進学や就職希望者を中心に、「2040 年の仕事と私」をテーマとして社会で活躍するために身につけるべき力を探究していきます。今回は、「自身が目指す職業の未来像」や「今後求められる力」を考えることを目的に、 生徒が自身の目指す職業に従事する人にインタビューを行いました。町内外13の事業所の協力により、大槌高校の卒業生を中心とした15名に参加いただきました。

生徒たちからは、「実際に働いている人から直接話を聞ける機会は貴重だと思った。仕事内容はもちろん、会社の福利厚生や社会人としての生活スタイルについても聞くことができて参考になった。」「その職業に対するイメージが変わった。お客様に喜んでもらうためには、様々な知識や能力を身につける必要があると分かった。」という感想がありました。

今回聞いた話をもとに、今後は残りの高校生活の中で「自分が身に付けたい力」 を設定し、その力を身に付けるためにできることを考えていきます。

今後、本格的に進路に向けて書類の準備や面接対策が始まっていきます。それぞれの夢に向かって歩んでいく３年生たちを、これからも応援よろしくお願いします！