大槌の外に出て学ぶ旅!「ラーニングジャーニー」
12月5日(月)に、1年生の総合的な探究の時間で「ラーニングジャーニー」を実施しました。
大槌町議会からいただいた6つのテーマに分かれて課題解決学習を行う「SIMおおつち」の一環として、他市町村の先進事例を学びに行きました。
各チームの活動の様子をお伝えします!
大槌の水産資源活用チーム(釜石市・大船渡市)
午前は、釜石市の「サンフィッシュ釜石」の見学を行いました。その後、大船渡市に移動して、NPO法人三陸ボランティアダイバーズの方のお話をお聞きしました。
午後は、越喜来浪板海岸に移動し、スポアバッグづくりを行いました。
子ども食堂による食育推進チーム(宮古市)
午前は、宮古市社会福祉協議会の方から、宮古市内の子ども食堂の取組について伺いました。また、子ども食堂を実際に運営されているボランティアスタッフの皆さまにもお話を聞かせていただきました。
午後は学校に戻り、子ども食堂で提供する料理を想定した調理実習を行いました。2つのグループに分かれ、子ども食堂で起きている課題を解決できるようなメニューを模索しました。
郷土芸能による交流人口推進チーム(花巻市大迫町)
午前は、花巻市大迫町の大償神楽保存会の方からお話を聞きました。神楽の館や花巻市文化財センターの見学もさせていただきました。
午後は、大迫高校の芸能部神楽班の生徒さんたちと交流をしました。このチームに所属する生徒の多くが、地域の郷土芸能団体に所属して活動しています。そのため、大槌町・大迫町それぞれの郷土芸能について紹介し、お互いの良いところや違いについて意見交換をしました。
三陸鉄道の活性化チーム(気仙沼市)
午前は、震災後に鉄路をBRTに転換した気仙沼市に訪問し、気仙沼市役所で地域交通やBRTの概要についてお話をお聞きしました。その後、気仙沼市議会の今川議員からもお話をお聞きしました。
午後は、大船渡線BRTに乗車し、盛駅まで向かいました。盛駅から三陸鉄道に乗車して帰宅しました。BRTはもちろん、三陸鉄道に乗ること自体、初めての生徒がおり、貴重な体験になりました。
ふるさと納税の寄付額増加検討チーム(花巻市)
午前は、県内一の寄付額を集めている花巻市に訪問し、花巻市役所でふるさと納税を担当する方からお話を伺いました。
午後は、大迫高校に訪問し、ぶどうの販売やふるさと納税について探究をしている3年生の生徒さんの発表を聞きました。その後、大迫町でブドウ農家を営み、生産したブドウをふるさと納税の返礼品としても提供している鈴木さんから、事業者の目線でふるさと納税の利点や課題について伺いました。
震災伝承チーム(陸前高田市・釜石市)
午前は、陸前高田市の「東日本大震災津波伝承館」の見学をしました。その後、高田松原津波復興祈念公園内の震災遺構について、陸前高田市役所の方にご案内いただきました。
午後は、釜石市の「いのちをつなぐ未来館」に訪問し、施設見学を行いました。また、職員の方の語り部をお聞きしました。
視察の受け入れにご協力いただいた各市町村の皆さま、ありがとうございました。大槌町内だけでなく他の地域と比較しながら考えることで、より課題に対する理解を深めることができました。また、先進的な取組を見学させていただき、大槌町でも活かしていきたい部分をたくさん見つけることができました。
今後は、改めて大槌町の課題に対する解決アイデアを検討していきます。解決アイデアは、2月末に地域で発表する予定です!