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はま留学生の日常<特別編>1期生卒業インタビュー

 県外から大槌高校に入学をする「はま留学」の1期生がこの春、卒業を迎えました。(涙の地域送別会の様子はこちら!)
 そんな卒業生に3年間の出来事や気持ちの変化をインタビュー!はま留学生として大槌で過ごした3年間は彼女にとってどんな時間になったのでしょうか。その成長の軌跡をぜひご覧ください。

はま留学をしようと思った理由を教えてください!

 マイプロジェクト(以下、マイプロ)の授業を受けてみたかったことと、三陸鉄道があったことが大きな理由です。もともと隠岐の高校に兄が留学していた関係で、隠岐島前高校の生徒のマイプロを見る機会があり、マイプロに興味を持ちました。私は鉄道が好きだったこともあり、鉄道に関するマイプロをやってみたいと思い、マイプロに力を入れている学校を調べて大槌高校を見つけました。もともと知っていたローカル鉄道の三陸鉄道があったことや海の近くに住んでみたかったこと、そしてまだ留学生がいない環境で一人なら楽かなと思い、はま留学することを決めました!

高校生活では大好きな三陸鉄道に関するマイプロに挑戦!

3年間で1番印象的なエピソードを教えてください!

 大槌ならではの経験としては、三陸鉄道に乗って久慈に行ったり、盛経由で気仙沼に行ったりしたことです。地元の埼玉では乗り継ぎが結構大変なので、電車一本で長旅をするというのが旅行感覚で楽しかったです。なかなか久慈などは行けないので、三陸鉄道の全線に乗り切れてよかったです!
  学校生活では修学旅行かなあ。人間関係で少し不安もあったのですが、行ってみたら友達とめっちゃ仲良しになって帰ってこれたのが良かった!

3年間で大変だったことや苦しかったことはありますか?

 大変だったことは通学です。ちょっと遠かったので…
 あとは人間関係が一番大変でした。クラスメイトとすれ違ってしまったことがあり…乗り越え方としては、自分から話しかけてみること、学校行事などのイベントに参加することですかね。学校行事は普段話したことがない人とも話すきっかけになるし、仲良くなるチャンスでした!

3年間で自分が成長したと思うところはどこですか?

 心の余裕ができたことですかね。嫌なことがあっても、「私は高校生だけど、一人暮らしが出来ているからな」と思って、心の余裕をもって、回避することができたと思います。心の余裕がないと、辛くなっても何もできなくなってしまうので。

家事のスキルもたくさん身に付きました

大学に進学するとのことですが、将来の展望を教えてください!

 私は芸術系の大学に進学し、その地域内外の企業さんと一緒に、その地域のものを活かした商品やイベントを企画して地域を盛り上げることを学びます。高校生活で三陸鉄道さんと一緒に活動をやってきたので、大学でもそういう活動をしたいなと思い、この進路を選択しました。
  大学生活では、色々なことを経験して、後悔なく、ひたすら楽しい生活を送りたいです。今までやったことがないアルバイトに挑戦してみたいし、畑の手伝いもやってみたいです。もちろん授業も大事なので、せっかく地域の事を学べるからこそ、その地域の問題について考えてみたいと思っています。

 夢というか、将来的にやってみたいことは、今まで独学でやっていたイベントなどを大学で学んだ上で、地域を助けるお仕事をすることです。少子高齢化でシャッター街が増えていますが、若者向けのお店をデザインしてみたいと思っています。私の地元も結構シャッター街になり寂れてしまっていてもったいないなと思っているので、あるものを有効活用しつつ、大人も子供も居心地のいいまちをつくりたいと思っています。そして大槌にもまた帰ってきたいと思っています!大槌は今のままでもとても良い町だなとも思っていますが、三陸鉄道などの交通機関をもっと生かせたらいいですね。

卒業を祝う会では友人たちからサプライズケーキのプレゼントが…!

最後に、はま留学を迷っている中学生に一言お願いします!

 多くの人は大学生活や就職のときに初めて一人暮らしをすると思いますが、それを3年早く始めただけで考えが変わるなと思っています。大学生活を3年早めるイメージかなあ。親のありがたみがすごく分かるし、ある程度自立もできるようになるし、食事など当たり前に思っていたことが当たり前じゃなくなるので、ありがたみを持つことができるようになり、心が強くなります。辛い時というのは、たたいてたたいて固くなっているときで、その経験で折れにくいメンタルになると思います。3年前の自分に戻れたら、はま留学をしていなかった自分も見てみたいけれど、それでも私はきっとここに来ると思います。
 辛いことも多いと思うけれど、その分楽しいこともあるし、嬉しいこともたくさんあって、地元では絶対に絶対に体験できないことばかりでした。悩んだときは、周りに地域の人や先輩、生活支援員の方々がいるので、一人で抱え込まずに思う存分頼って、大槌での短い3年間を楽しんでくれたらと思います!

 過去の記事はこちら!
はま留学生の日常vol.11 〜安渡地区新春交流会〜
はま留学生の日常vol.12~はま留学第1期生″涙の地域送別会”~

===はま留学に関するお問い合わせはこちら===
メールアドレス:hamaryugaku@otsuchi.ed.jp
電話番号:0193-42-3025 (※はま留学の件とお伝えください)
担当:星野

▼学校ホームページ
http://www2.iwate-ed.jp/oht-h/
▼学校案内パンフレット
https://www2.iwate-ed.jp/oht-h/media/pamphlet2023.pdf
▼学校説明会等予約サイトはこちら
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