縁-豊中市社会福祉協議会・桜塚高校とオンラインで交流しました
東日本大震災から13年が経ちました。震災後から現在に至るまで支援をしてくれたり、交流をしてくれたりしている団体の一つが、「豊中市社会福祉協議会」です。2019年まで、大阪府にある豊中市社会福祉協議会の皆様と、豊中市の高校生がボランティアバスに揺られ、毎年大槌高校に来てくれていました。その中には、大槌高校と同じく「桜」の校章を掲げている縁で姉妹校協定を結んでいる大阪府立桜塚高等学校の生徒も多くいました。
しかし、新型コロナウイルスが蔓延し、直接の交流ができなくなりました。そこで、オンラインで交流を行うようになりました。昨年度からは、豊中市立文化芸術センターを桜色に彩る「桜ライトアップ」イベントに桜塚高校と大槌高校が招待され、オンラインでつながり一緒に点灯式を行っています。
今年は、桜塚高校・大槌高校ともに、1月1日に発生した能登半島地震の募金を実施したことから、この日のオンライン交流のタイミングでそれぞれの社会福祉協議会に寄付することにしました。
(募金に関する記事はコチラ☟)
「恩送り」~能登半島地震募金を行いました~|岩手県立大槌高等学校 (note.jp)
当日。復興研究会の生徒5名と本校の管理職、そして、大槌町社会福祉協議会の方々も参加し、豊中市とオンラインでつなぎました。
まず、東日本大震災や能登半島地震で亡くなった方に対する黙祷が行われました。その後、タイミングを合わせ、桜塚高校、大槌高校ともに社会福祉協議会に募金が手渡されました。
その後、復興研究会の生徒が復興支援の感謝と大槌町の現状を伝えました。「子どもの遊び場」や「鎮魂の森」を中心に紹介しました。なかなか現地で交流することが難しい中ですが、少しでも豊中市の方に大槌のことを伝えようと説明をしました。
最後に、6時ごろに、ライトアップのカウントダウンを一緒にしました。豊中市ではまだ日が落ちてから時間があまりたっていないようで、明るい中でのライトアップでしたが、きれいな桜色に彩られた文化芸術センターに、大槌にいた一同からも「おぉ~」という感嘆の声が上がりました。
きっかけは悲しい震災ですが、それがきっかけで結ばれた貴重な「ご縁」。これからも、大事にしていきます。