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岩手県立博物館✖復興研究会 県外フィールドワークin兵庫県(2日目)

2日目は朝7時に宿を出発し、淡路島へ。
途中の橋から見える景色は綺麗でした。

7:30頃。明石海峡大橋通過中。バスの中からの太陽。

そして、兵庫県立淡路高等学校に。避難訓練に参加させてもらい、近くのお寺へ。校長先生の講評、生徒会からの防災グッズ紹介、防災ジュニアリーダーの生徒たちからの活動報告を聞き帰校です。

学校は海に近いので、近くの坂の上のお寺まで避難。

一旦学校に戻り、今度は校庭で3つのブロック(淡路広域消防署、自衛隊(姫路駐屯地)、兵庫県警察)に分かれて災害についてのお話を聞きます(担当生徒から○×クイズ、質問等がありました)。
自衛隊は災害救助用のコンテナをトラックで持ってきて見せてくれていました。みんな興味津々。

救急車両が校庭に。自衛隊トラックの荷台にも乗せてもらいました。

それから、選択で防災学習をしている2年生の生徒とシュトレン(調理師コース(パティシエ)が作った)をいただきつつお茶会し、防災ポシェットを作り交流しました。最初は互いにぎこちなさはありましたが、ポシェット作成を教えてもらううちにうちとけ、すっかり仲良しに。交流時間が足りなかったようです。
震災や防災関連の質問事項には、昨年に防災ジュニアリーダーをしていた3年生が色々答えてくれました。淀みなく答えてくれて、すばらしかったです。

お菓子を包んでポシェット型に。賞味期限を貼り、賞味期限まで食べるの我慢。賞味期限に開封することで「無事に過ごせたね」と確認できるそうです。

昼食後、野島断層保存館へ。
実際に隆起した土地をそのまま残した、貴重な場所。隣接している住宅は、当時のままを残しており、室内に入るとちょっとした傾斜が平衡感覚を乱してきます。本当に、土地ごとズレたとことを実感できる場所でした。

野島断層保存館。ズレた断層に衝撃です。

夕方。神戸市役所近くの会場で行われた1.17のつどいに参加しました。
17日は地震が起きた5:46にももちろん各地で追悼イベントは行われていますが、今回参加したのは夕方5:46(17:46)のつどいです。
1.17のつどいの主催の非営利団体『1.17希望の架け橋』は、大学生が代表。大学生や高校生など、若い世代がこのイベントを主催しているのが驚きです。震災を経験していない世代が、先人の思いを受継いで頑張っている姿は、単純に勇気をもらえます。
こうして想いを馳せる時間は、生徒たちも感じるところがあったように思います。
黙祷の後、この団体の方々ともお話しする機会をもらい、短い時間ですが交流もできました。

1.17のつどい。沢山の人が来ていました。

こうして盛りだくさんに過ぎた2日目。色々な人のお話を聞く中で、まずは「伝え続ける」ということが、震災を忘れさせないためには大切であることを感じました。
密度の濃い1日でした。