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寒冷の候… 寒さにめげず町歩き【第36回定点観測】

12月14日(土)に、今年度最後の定点観測が行われました。
今年度最後ということは、3年生にとっても最後の定点観測です。

午前中は、鎮魂の森「あえーる」の建設現場へ。
前回より、工事が進んでいるのが目に見えて分かります。旧大槌町役場庁舎跡地にあったお地蔵様も、こちらへ移設されていました。やさしいお顔で建設現場を見守っています。

三鉄からも見える場所に建設中

ぐるりと写真を撮りつつ歩いたらお昼休憩。午後は通常の定点観測です。

午後。8班に分かれて撮影開始です。
参加予定のバスケ部員の生徒が練習試合で遅れて合流しましたが、みんな無事に時間内に撮影を終えることができました。

天気はいいけど風が冷たい!そんな日でした

3年生はこれが最後の定点観測です。3年間継続してこの活動に参加してくれた生徒もいます。そして後輩たちには今回初めて参加という生徒もいます。こうやって、撮影は引き継がれていきます。
震災、復興、伝承・・・思いは様々ありますが、過去・現在・未来を知るために、継続して町の様子を撮影していくことは意義があるのだと改めて思いました。
撮影に協力していただいた皆様、今年もありがとうございました!!!

参加生徒の感想を一部抜粋したものを少し載せておきます。

晴れていたので、とても海がきれいに見えました。3人で歩きながら月曜日の学校のことについて話したり、震災前の赤浜の町並みについて話したりしながら楽しく高校生活最後の定点観測をすることができました。次は卒業生として定点観測に参加したいです。

今回初めて定点観測に参加してみて、参加する前は正直めんどくさそうとか疲れそうとか後ろ向きな考えだったけど、実際参加してみて大槌の昔と今の比較ができて楽しかったり、友達と参加すると面白いと思いました。次は場所を変えて昔との比較をしてみたいです。

初めて鎮魂の森に行きました。実際に足を踏み入れて自然豊かな場所だと感じました。大槌町の震災を、震災を知らない世代の人達にも伝えることの出来る場所だと思いました。定点観測では前回との違いはあまりなかったけれど、定期的に続けることが意味があると思います。復興が進んで、あまり変化が見受けられなくなっていますが、これからもこの活動を続けて欲しいと思います。

昔の写真と比べて大槌は確実に復興していると思いました。震災当時は、流されたものが撤去されていただけで、街には何も無かったけど、今は色々な家や、建物があることを改めて感じました。しかし、震災前の大槌と比べるとまだ完全に復興してはいないのかな、と思いました。以前は何となくやっていただけで特に感じることはなかった定点観測だったけど、震災学習を通して震災について色々考えた後にする定点観測は以前の定点観測より学べる物が多くあると思いました。

次は来年5月ごろの予定です。