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これが私の大槌(強み)~泣いて笑って、発表会~

各自の呼ぶゲストは1名のみ!

 2月11日に、3年生による「〝私が18年間で身につけた大槌と知見〟発表会」が行われました。この会は、生徒一人一人が18年間で最もお世話になったと感じるゲスト1名をご招待して行われます。3年生にとって、総合的な探究の時間の集大成です。

 ゲストとして呼ぶ1名には、家族を呼ぶ生徒もいますが、ほとんどが身内以外でお世話になった人です。年末までに自分で相手に直接電話し、招待したい旨を伝えました。この電話をする行動も、生徒にとっては一つのハードル。普段、親しい人以外に電話をする機会も少なく、メッセージアプリにて文字で伝えることが多い生徒たちです。この電話をする姿を傍で見ていた職員は「この行動(電話をかける)に、成長を感じる…!」と言っていました。
 「1人だけ」というプレミア感なのか、ゲストのオファーをしてお断りされることはほぼありません。どうしても都合がつかない方を除いて、前向きに参加していただけるので、呼んだこちらも嬉しい限りです。

 発表会当日は、マイプロでお世話になった方、地域でお世話になった方、友人、家族、保育園の頃の先生、小学校や中学校の頃の先生など、様々な方が集まりました。

3年生による「大槌(ハンマー)=強み」の発表会

 自分のこれまでを振り返り、どういった力を身につけられたかをプレゼンしていきます。自分がどう成長したか客観的に振り返りつつ、これからどうしていきたいかも伝えました。
 プレゼンの後には、ゲストへ宛てた手紙を読み上げ、渡しました。
 色んな思いがこみあげて、あるいは過ぎし日の頃を思い出して、泣き笑いのたくさんある時間となりました。

想いを共有。そして、色々な思い出がよみがえります。

 ゲストの方々にも休憩時間にお手紙を生徒宛に書いていただき、それを生徒に渡します。そして最後は全体での感想の共有です。
 全体の場も、泣き笑いの空間。
 見ている方ももらい泣きしてしまったり、とても心温まる発表会でした。

参加者の感想の一部がこちら。

・大高生一人ひとりが自信にあふれていて皆、輝いていました。心温まる手紙も宝物になりました。
・多くの生徒が親元を離れて"自立”しなくてはならない節目に、自分自身で強みをみつけて人前で発表する機会があること、すごくステキだと思いました!
・生徒それぞれが自分の言葉で、これまでのこと、これからのことを一生懸命話している姿に感動しました。
・自分が身につけたこと(モノ)を可視化できることはそうないと思うので、すごいことだと思います。
・3年間で生徒がどれだけ成長したのかが伝わってきました。やらされているのではなく、自分の言葉で自分を語る生徒は、改めて素敵だと思いました。
・最高の一日でした。担任していた子たちのたくましい姿に感動しきりでした。
・プレゼンの内容が生徒の言葉で自分なりの意義を付け加えられていて、なるほど!!素晴らしい!!と思いました。新しい環境でも自分で見い出した「言葉」が自分を助けてくれるはずだと伝えました。
・私が思っているよりずっと大人になっていて、私が思っているより大槌のことや今の日本での問題に目を向けていた。
・どの発表も自分自身と向き合い、悩み、考えた結果のものであり、今後にぜひいかしてほしいと思います。成長した姿を見ることができて、嬉しかったです。
・発表を聴いて、話をして、本当によく頑張ったなあと感動しました。
・とても幸せな時間でした。泣きたくないのに泣かされました(^^)
・自分の成長、頑張ってきたこと、大変だったこと等々、実際に顔を見て、自分の言葉で発表していただき、とても嬉しかったです。幼かった時を振り返り思い出し、成長した姿に感動しました。
・夢にむかって頑張っているのが分かり、立派に育っているのが伝わって安心し、良かった。どの様に成長するのか、とても楽しみです。

 「今後も続けてほしい」「もっと多くの生徒の発表が聞きたかった」等の声もいただきました。

 閉会し帰る際、生徒やゲストが笑顔だったことが、この発表会のステキさを何よりも物語っていたと思います。

私の大槌(ハンマー)!!!