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復興研究会、アチェに行く。(第2巻)

Day 2

(前回の記事はこちらから)
復興研究会、アチェに行く。(第1巻)|岩手県立大槌高等学校 (note.jp)

Selamat Pagi :)
 12月19日(火)本日はいよいよバンダ・アチェ市へ!
インドネシアの首都であるジャカルタからバンダ・アチェまでは直線距離で約2,000km、およそ3時間30分のフライトです。アチェはインドネシアの中でも西端に位置する、海沿いの州です。通訳の方によると、インドネシアの現地の人でも旅行でアチェに訪れることはあまりないようです。スカルノハッタ空港の職員に「行先はアチェ」と伝えたところ、「一体お前は何をしにアチェに行くのか…?」とちょっと怪訝な顔をされたようです。

形と配色が独特です


 バンダ・アチェの空港にたどり着くと、ジャカルタとはガラッと風景が変わりました。原色の建物やトロピカルな植物、あちらこちらにあるモスク、屋台などなど…。同じ「インドネシア」でもこのアチェ市はイスラムの戒律が強く、敬虔なイスラム教信者が大半を占めています。そのため、モスクが多いのだそう。街中にはお祈りの時間を知らせる音楽も流れていました。気温・湿度は変わらず高く、衣服に湿気がまとわりつくように感じます。赤道直下のインドネシアの直射日光は日本よりも痛い気がします。

ホテルにて。甘いお茶としょっぱい豆。
お昼はテイクアウト!
なぜかアチェには猫が多い。


 まずは教育委員会へ。教育長をはじめとする様々な要職の方が、てんこ盛りのフルーツとおいしいお茶で出迎えてくれました。大槌高校代表生徒は、復興研究会の活動の一つ「定点観測」を説明し、「記憶を風化させないために取り組んでいきたい」と決意を表明、教育長も「全力で応援します。子どもたちが多くのことを学べるよう願っています。」と喜んで出迎えてくれました。

初めて見るタイプのフルーツでお出迎え。赤いのがライチみたいなものです。みんな「おいしい!」と話をしていたら袋いっぱいの果物をいただきました!


こーんなにたくさん!


 次に向かったのは、「TDMRC」。こちらの施設は、津波に関する様々な研究を行っている場所です。津波発生装置や地震を発生させる装置、地震の観測モニターなどを見学しました。

地震や津波を発生させる装置。生徒たちは特に防災絵本や防災ゲームに興味深々!


 そして、現地の高校生との交流!頑張って覚えたインドネシア語で自己紹介をしました。好きなアニメの話題で盛り上がり、さらにアイスブレイクで「人間知恵の輪」をし、大盛り上がり。自由時間にはSNSのアカウントを交換するなど楽しみながら交流を深めました。

おやつを食べながら交流。飲み物は総じて甘い!

 夕食はシーフードレストランへ。ここでも、交流した高校生と一緒に夕食を楽しみました。大皿をみんなでシェアしながら食べるシステムで、たくさんの種類をちょっとずつ楽しみながら夕食の時間を過ごしました。

たくさん日本語を教えたようです。ずっと盛り上がっていました!


明日はパネルディスカッション。真剣に意見を交換していきます。